味は板前の腕では無くなりました。
シーフードショーでは寿司飯を展示しているブースが多かったのですが、一段目、二段目の写真は、なんと「パック入り寿司飯」を展示しているブースです。酢で加工した一人前の寿司飯を真空パックにして販売しているのです。家庭向けではなく、業者向けの商品で、一般には出回っていません。例えば、居酒屋などで毎晩の注文数は少ないのですが、メニューに寿司を掲載しているような場合に便利なのです。居酒屋では冷凍の刺し身があるため、寿司を注文されたならこのパックから寿司飯を取り出し、刺し身を載せるだけでできあがります。パック詰めした寿司飯は常温で45日の保存が可能とのこと、居酒屋の裏側ではこのような商品が保管されているようです。
三段目の写真は、板状にした岩塩を焼き板にした商品です。この焼き板の上に魚を載せ、下から加熱すると塩味の付いた焼き魚が出来上がるのです。味付けをしなくとも岩塩から滲み出た塩で味付けでき、調理が簡単になるのだそうです。なかなか面白いことを考えるものです。使い終わった岩塩の焼き板は漬物に利用することができ、最後まで有効活用できます、と係員が力説していました。
2010年8月4日