今年も新商品でまきかえそう。

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一生に一度が殺し文句なのでしょう。


 この見本市では手を変え品を変え、あらゆる新商品が展示されるのが特徴です。結婚式という一生に一回の儀式をネタにして、新郎新婦から金を引き出させるのが目的なのでしょう。「思い出に残る結婚式をしましょう」という美名のもとに、少しだけ汎用品を変えただけの商品を高額な価格で売ろうという魂胆がみえみえです。
 一段目の写真はバームークーヘンを販売するブースで、従来のケーキカットの代わりにバームークーヘンをそのままカットしてみようという提案です。ケーキカットの儀式そのものは日本の歴史では浅いのですが、そのケーキを縦ではなく横にしてカットさせようというものです。
 二段目の写真はカーペットの業者で、独自にプリントしたカーペットをバージンロードに敷いて使い、式が終わったら小さく切って自宅で敷物に再利用しませんか、という提案でした。一回だけではなく、式が終わってからも使用できるので便利かもしれませんが、新郎新婦の名前をプリントした甘い内容の文字が出たカーペットを何年使うのでしょうか。
 三段目の写真は和傘のブースで、披露宴で新郎新婦の氏名を印刷した和傘を使いませんかということでした。これも、式が終わってから持ちかえって実用品にはなりますが、名前の入った傘をさしているのは少し気恥ずかしくなるのでは。
 四段目、五段目の写真は披露宴で煙を出す小槌を販売してました。温水を入れた容器の上からドライアイスを仕込んだ小槌を振ると、ドライアイスが温水に落下して煙が出る、という物です。その昔のバブルの頃の結婚式では、ドライアイスを使ったスモークショーが流行っていました。そのミニ版といったところでしょう。
2010年8月9日