食は万博にはありませんでした。
人が出る場所なので、当然のように食堂が開業していました。食を大切にする中国であることから、あちこちに全世界の食堂、レストランが開業していました。噂では、日本産業館には、一人4万円の和食料亭が開業しているとのこと。この他にも本格的フランス料理のレストランもあるらしいが、いずれも予約制であって、値段の割りにどうかとおもわれます。私には縁が無いためパス。
会場北側の隅の方には何と「大阪堺の浦」となんともトンマな店名の日本料理店が開業していました。早速、入店してみると、焼き鳥、たこ焼き、ラーメンなど、一応は何でも料理が出てました。私は一番安い焼きそば(三段目の写真)を注文しましたが、これが夜店の屋台の焼きそばよりもひどい代物で、甘ったるくてとても食べれたものではありませんでした。そばにキャベツと削り節がかかっただけのものです。これで25元(約350円)なのですが、上海市内では5元も出せばチャーシューの乗った立派なラーメンが食べられます。やらずボッタクリの典型のような料理でした。経営者は上海在住の大阪人のようで、半年間でいかに稼ぐか、しか考えていないようでした。
この他に、吉野屋、味千ラーメンなどの著名な日本食堂が出店していたようですが、私は見つけられませんでした。
会場内にある他の食堂はここまでもひどくはありませんが、中国の物価かから考えると高すぎるほどの値段です。恐らくは市価の数倍以上の値段でしょう。会場を運営する役人がすることは、人民にとってはボッたくられて収入を巻き上げられるようなものです。この不当価格には中国人民は防衛対策を考えなければならなかったようです。中国人の来場者は、四段目の写真にあるように、弁当、おやつ、果物持参で入場されてました。会場のあちこちでは弁当を広げ、友達同志で分け合っている微笑ましい風景が見られました。
2010年10月1日