上海万博 その4 

syanhai14.jpg
syanhai15.jpg
syanhai16.jpg
syanhai17.jpg
syanhai18.jpg
syanhai19.jpg
博覧かというより政治的な匂いの強いものでした。


わが国の日本館を狙って行くことなりましたが、日本館の設置場所が会場の中の一番外れにあり、入場ゲートからは一番遠い場所でした。入場ゲートの近くは意外にもアフリカなどの小さな国やウズベスタンなどの近隣国が多く、比較的大国であっても意図的に中央から外されています。これも中国政府の「政治的な配慮」ということでしょうか。博覧会というよりも、政府の世界に向けての政治力学の魂胆が見え見えという会場でした。
一段目の写真は、日本館の建物であり、ドーム状となった卵形のデザインですが、これは後ろ側から見た写真です。さて、表側の入口を捜そうとすると、二段目のような行列が見えました。この行列とは逆方向に歩いて後端に向かったのですが、行列後端での表示は「待ち時間4時間」とのこと。行列を見ただけで帰ってきました。
三段目の写真は、北朝鮮館です。日本を出発する前から、北ちょうせんどんな内容を展示するのか興味深々でした。パビリオンに入ってみると、四段目の写真にあるように、がらんどうのホール内には、平壌にあるタワーのミニチュア版が置いてあるだけの簡素な(というよりも、惨めな)ものでした。これ以外には見学できるものは無いので、来場者はそのままパビリオンを素通りしていくことになります。皆様、「北朝鮮の国力ではこんなものだ」と納得したのでしょうか。出口にはみやげ物を売る売店が並んでました。切手、バッジ、絵画などの特産品を並べてましたが、この売上げでパビリオンの経費を賄っているのでしょう。売店のおばちゃん達は、それでも北朝鮮では超エリートに属しているのでしょうか、皆様顔つきが良かったです。
2010年10月1日