来場者の高齢化が目立ち、活気が薄れていくようです。
日本そば屋さんを対象とした「麺産業展」に出掛けてきました。いわゆる、街のどこそこでも見かけられる昔ながらの日本そばを主体とした食堂を対象とし、そのそば屋で使用する機械、道具、食材を展示しているものです。分野としては立ち食いそば屋も含まれるのですが、来場者はどちらかと言えば、先祖代々地元でそば屋を開業している経営者が多く、年齢層が高いように思われました。このため、この見本市は年々来場者が減っていくようで、活気がありません。
二段目の写真は麺製造機を展示するブースで、この種の展示品は多く見かけられました。麺製造機は、小麦粉から麺を製造できるもので、そば屋の裏側にこの機械を設置すれば出来上がった麺を店内で提供できるというものです。麺そのものを食材問屋から購入するより、小麦粉から製造すれば原価が安くなり、そば屋の利益率が向上するというものです。昔は麺を購入するそば屋が多かったのですが、最近は比較的小さなそば屋もこのような機械を導入しているところが多くなったそうです。
三段目の写真は、そば屋に食材を販売している会社のブースで、食材の試食をしていました。どのブースもそば、うどんを試食させるので、最後はゲップがでそうになりました。四段目の写真は、そば打ちの競技大会で、都内の有力そば屋がそばを練り上げて切り上げるまでの技を披露していました。しかし、見本市なのでこのような競技をしても出展者にはメリットがないと思われるのですが。
2010年10月17日