中小企業総合展に出かけました。

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今年は盛況でした。


 一年に一回、中小企業が集まる「中小企業総合展」にでかけてきました。産業交流展が関東圏からの出店であるのに対して、この見本市は全国を対象としているので出店のハードルが高く、レベルの高い企業ばかりです。今年は661社が出店し、過去最大規模の総合展となりました。二段目の写真にあるように、多くの企業が出店できるように場内は細かく区画されていました。出店企業ではオリジナル商品を展示しているブースもありますが、部品加工などの下請け企業も見かけられました。
 四段目の写真はオールアルミ製の人力車を製造・販売する企業(個人業)のブースで、全国に人力車を拡販していくのだそうです。見本市で人力車を見かけたのは初めてなのです。このような商品までもが見本市に出品されるとは驚きといより、こんな前近代的な商品しか出品できない現状を憂いたい。エコロジーかもしれないが、人力車であっては社会の進歩にはならないと思うのですガ。
 五段目の写真では、通路で突然バナナを配っているブースに出会いました。バナナを試食させようとするもので、目的は「バナナを会社に宅配する」ことなんだそうです。牛乳の宅配や弁当の宅配は従来からあるので、バナナを会社に配達してもおかしなことではありません。日本の社会にバナナの配達が普及するでしょうか。
 六段目、七段目の写真は川岸に生えている葦(よし)を素材にして和紙を製造する会社のブースです。大阪の淀川などでは葦が自生しているのですが、最近は生育地が狭くなっているのだそうです。それで、葦の育成を助長して育成地を広げるため、葦を素材にして和紙を製造しているのだそうです。葦も植物なので、繊維をほぐすことによりパルプになり、それを漉くことで和紙になるはずです。しかし、従来からある和紙と違って葦は入手が困難であり、製造原価がバカ高になるはずです。採算を度外視すれば成り立つのですが、産業には向かないでしょう。
2010年11月29日