極めて専門性の高い商品が目立ちました。
この国際計量計測展では、私が初めて見る商品もありました。その中で不思議な装置は一段目の写真にある光学測定器でした。微小な物を光学的に拡大し、モニターで表示させるのですが、二段目の写真にあるように立体的に表示させることができるのです。しかも、視線の位置を変えて見ることができるので、微小な物の形状を正確に把握することができるのです。どうも、レンズの光軸をプリズムで変化させるのではないかと思うのですが。この会社はこれだけを製造しているそうです。
三段目の写真は日立の傘下にあるトキコ油器のブースで、尿素水の販売機を展示してました。ガソリンの販売機はどこにでもあるのですが、尿素水の販売機は初めてです。尿素水はディーゼル車の排ガスを浄化させるために使われていて、トラックなどには尿素水を保留するタンクが備えられていて、排ガスと接触させて還元させるのだそうです。都内でのディーゼル車の排ガス規制が強化されてきているため、このような販売機が社会的に必要とされることになったのでした。あまり目立った商品ではないのですが、これからあちこちで見かけることになるでしょう。四段目の写真は、トキコ油器の新製品かと思ったら50年前のガソリンの給油機でした。私は初めて見る給油機ですが、昭和20年代はこんな機械で自動車に給油していたのです。倉庫にあった給油機の塗装をしなおしてあるので、表面はピカピカしていて新品のようでした。こんな古い商品を保存してあったことも驚きです。
2010年12月6日