ローテクなのが楽しいのです。

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昔風なのですが、ゲームの面白さを研究しています。


 イベントJapan には毎年新型の遊具が出品されてます。同じ企業が新型を出品する場合と、見本市に新規に参加した企業が出品する場合に二種類に分かれます。毎年ブースを借りている常連の企業では、ブースの一部に新しい製品が飾られていることが多いものです。それまでは見本市に出店したことがなく、全くの新参で出店した企業のブースは今までに見たことのないような商品なので直ぐに判ります。この会社は始めての出店でした。
 一段目の写真は二人で遊ぶことのできる遊具で、一人(右側)が紐を引っ張ると台の中からボールが飛び出し、他の一人(左側)がそのボールをハンマーで叩く、という遊びです。ゲームセンターなどには、ワニが穴から出没し、そのワニをハンマーで叩いて得点を競う電動のゲームがありますが、それの手動番です。子供二人が対面しながら遊ぶことができるのがミソです。二段目の写真は双六のようなもので、サイコロを転がして出た数により駒を階段の上で進めるというものです。
 このような超アナログで手作りの遊具を専門に製作しているのが二段目の写真の奥にいる人で、遊具を開発するコンセプトは「子供同士、親子、祖父母と二人で遊べ、電気などの動力を使わない」ものなのだそうです。このコンセプトによって製作した遊具は数十種類あり、それらをレンタルしているのです。電気やモーターを使って派手になりがちな遊具に比べ、地味ですが和式の良さを取り入れたものばかりです。こんな遊具であれば児童の知育に役立つとともに、友達との交流に役立つのではないでしょうか。一人だけで遊ぶのが主流の電子ゲーム機(プレイステーションとかゲームボーイのようなもの)に比べて情緒を育てるには良いでしょう。
2011年4月22日