今回の居酒屋産業展で気がついたのは、野菜生成装置を販売する企業が目についたことです。家の中でレタスなどの野菜を育てるための装置です。構造は、前側を透明な窓にして、内部に蛍光灯やＬＥＤの照明器具を取り付けています。要するに、温度制御ができる四角い箱に照明器具と窓を取り付けたようなもので、構造は簡単なものです。そのために各社が参入してきたようです。この装置を居酒屋（といよりは、スナックやバーのような業態に向いている）の店内に入れ、店で野菜を育ててそのまま料理に出していくことができます。
　だが、それほどこの装置の販売先があるとは思われず、市場は飽和するでしょう。そもそも、製造が簡単なことから安易に試作品を製造したようなのですが、屋内の野菜育成のブームは何時まで続くか分かりません。ブームはきっと短いでしょう。
２０１１年８月３１日