今年の福祉機器展で見つけた面白い商品に、ジグソーパズルがありました。一段目の写真はその嵌め合わせて完成した絵柄なのですが、ジグソーのピースは二段目の写真にあるように極めて大きいのです。老人になると小さなピースを掴むことができ難くなっているのでこんなに大きなピースにしたのです。毎日、指を動かすことで機能を回復させ、認知症を防ぐことを目的にしているようです。
三段目の写真はテレビの映像を見ながら、体操をするものです。介護施設ではリハビリのために体操や運動が行われているのですが、同じ動作では飽きてきます。被介護者の症状に合わせて適切な運動を映像で表出させるのだそうです。この映像はインターネット配信で行うもので、カラオケの画像電送と同じ原理です。しかし、健常者が映像の動きに合わせて体操をしているのを後ろから見ると、何だかホノボノとしてきます。
2011年10月30日