今年のさいたまアリーナは出展者が減ってました。

 

地方都市ですが、出展者は全国規模です。

さいたま市で開催された「ビジネスアリーナ」にでかけてきました。「アリーナ」と名付けられているのは、会場が「さいたまスーパーアリーナ」だからです。交通の便は抜群に良いのですが、会場は二段目の写真にあるように、階段を降りなければなりません。これが一番の欠点で、来場者には困りものです。このアリーナはスポーツやイベントの会場のために考えられて設計されたようで、見本市などの一階部分に人が歩くことを想定していなかったようです。アリーナを見本市に向けて便利なように設計していれば、もっと利用されたのではないかと残念です。東京駅からさいたま新都心駅まで30分、駅から徒歩5分と近いのです。幕張メッセに出掛けると、東京駅から幕張まで40分、駅から徒歩で15分程度をトボトボと歩かなければならず、時間的に遠いのです。アリーナを最初から見本市に利用するということを考えていれば、もっと活用されたのでしょう。今年の参加企業は538社であり、昨年の640社から減っていました。
「ビジネスアリーナ」の主催者は埼玉県産業振興公社なので、当然のように地元の中小企業の出店が多いのですが、協賛者として富山県、茨城県、群馬県、新潟県などの他県の産業振興公社も参加しているので、何のことはない出品者は全国あちこちから参加しています。むしろその方が各種産業の企業を観察でき、会場も賑やかになるので面白いのですが。遠くは熊本県から参加した企業もありました。
三段目の写真は、地元にある大学が並んだブースで、学生の就職斡旋のための相談コーナーです。大学卒と言っても現在は就職難であり、大学側が中小企業に声をかけて学生の就職先を依頼できるようにしたものでしょう。学生は就職先探しに一生懸命なのですが、大学の職員の方はそれほど熱心でもなく、ただ椅子に座っているだけでしたが。
四段目の写真は地元に関連した金融機関のブースです。この見本市には地元の金融機関も主催者に加盟しており、何らかの費用を負担しているからです。ついでに金融機関がブースを設けて、新規事業や先行投資をしたい中小企業を見つけて融資の相談をしてみたいという気持ちでしょう。
平成24年3月8日