今年の会場は出店者が減っていました。
お祭り、催物に関連する「イベントJapan 」に出掛けました。お祭りや町内会での運動会、商店街の大売出しなどの人が集まる会場に商品を貸し出したり、興行をする人材を派遣する会社が出店している見本市です。
二段目の写真は巨大な空間を提供する建築物をレンタルする企業で、東京ドームを小さくしたような建物です。内部は三段目の写真にあるように、柱が無い半球形の空間ができます。これは組立式なので、どこにでも設営できます。残念なことにアメリカ製でした。
四段目の写真は着ぐるみを着た人材を会場に派遣し、踊りやゲームを見せるという会社です。子供の集客に最適なのか、スーパーや遊園地でのアトラクションで見かけることがあります。着ぐるみの中にいる人達が音楽に合わせてダンスをしてましたが、動作がリズムに合っていて、結構見応えがありました。バイトのような中途半端な人達ではなく、訓練を受けたプロが踊っているようです。子供を喜ばせるにしても、素人が踊っているようなギクシャクしたものではさまになりません。お金をもらってアトラクションをするのですから、それなりのレベルのものでした。このような人を派遣する興行的な企業の出店が減っています。不況なので、ハードには金をかけることができても、イベントの内容になるソフトには出資できなくなっているのでしょうか。
五段目、六段目の写真は風船の広告塔です。背中に蓄電池とファンを背負い、ファンの力でビニール膜でできた筒状の風船を吹き上げる仕掛けです。固定式のものは従来からあったのですが、移動式は今回が始めてとのこと。3時間くらいは連続使用できるそうです。要するに、新型のちんどん屋という感じでしょう。これを背負って街を歩けば目立つことは目立つのですが、背負っている人は何だか悲しくなってきます。
2012年5月30日