東大阪市から東京に乗り込んできました。









 大阪の中小企業による集団商談ですが、盛り上がりに欠けてます。

 大阪弁でのタイトルで「もうかりメッセ東大阪」に出掛けました。タイトルのように東大阪市にある中小企業が出店し、東京での商談を狙ったものです。東大阪市の中小企業は技術力のあることが有名で、小型の人工衛星「まいど1号」を飛ばしたことで有名です。そのため、会場内には地元大学と共同で開発した垂直離陸機の模型(二段目の写真)や災害救急用ロボットの模型(三段目の写真)などが展示されてました。要するに、大阪の技術力のある中小企業が東京に乗り込んできて、東京の大企業と取引をしたい、という目論見です。
 この見本市は以前もあったのですが、その時は関西地域の複数の商工会議所が連携し、東大阪市、堺市、尼崎市などにある中小企業が参加したものでした。その時は出店者も多く、盛大なものでしたが、今回は東大阪市だけが主催していて出店者が限られています。そのため、四段目の写真にあるように来場者は少なく、盛り上がりに欠けるものでした。また、五段目の写真のように、出店者の数がまとまらなかったようで、会場の隅の方には空きスペースが見られるようになりました。宣伝などをして集客に力を入れるべきではなかったかと思います。
 出店された企業の多くは加工などの下請け企業が多く、技術力は高いのですが完成品の出品は目立ちません。六段目の写真はネジ加工専門のメーカーで、東大阪には緩まないボルトで有名な企業もあり、複数のネジ専業メーカーが出店してました。七段目の写真はスプリング専門のメーカーであり、八段目の写真は銅パイプを加工する専門のメーカーのブースです。細かな加工を得意とするメーカーが沢山活躍しているようです。
2012年7月9日