新潟県は農業県です。特産品が多いのです。

　都内の某所で開催された「食の大商談会」に出掛けました。この見本市は新潟県が主催し、県内の食品メーカーが出店するもので、新潟県の地場産業の振興を図るのが目的です。県内にあるやる気のある努力型のメーカーが自慢の食品・食材を並べていました。会場内にはデパート、専門店のバイヤーが多数来場していました。この見本市は一般に公開されたものではなく、関係者だけに招待状を発送してヒッソリと開催したものです。それでも、美味しくて珍しい食品を探しに来るバイヤーで混雑してました。
　出品はお馴染みの米やお酒であり、新潟の特産とも言えます。この他にも、米を加工した米菓、饅頭なども多数出品されてました。しかし、全ての商品が新潟原産かというと、そうでもないのです。五段目の写真は鮭の燻製や昆布巻きなのですが、鮭そのものは新潟産ではなく北海道産なのです。新潟産の鮭は身が痩せていて旨くないのだそうです。六段目の写真は各種のジャムなのですが、全てのジャムの材料が地元で採れたのではなく、苺や蜜柑などの材料は県外からのものだそうです。純特産という食品は現在では珍しくなってきて、県外や海外からの食材を利用しなければ製造できない時代となってきています。
２０１２年１０月２日