次回には改善を望みます。
横浜市のみなとみらいで開催された「テクニカルショウヨコハマ」に出掛けてきました。東京都が「産業交流展」、埼玉県が「彩の国ビジネスアリーナ」、神奈川県が「テクニカルショウヨコハマ」をそれぞれ開催し、地場の企業の振興を図っているようです。しかし、この「テクニカルショウヨコハマ」の開催は少々ショボイものでした。各自治体がそれぞれ独立して中小企業向けの展示会を開催するのは構わないのですが、「ヨコハマ」は問題があるようです。
第一に会場が狭いので出店者が少ないのです。主催者発表では約500社が出店しているはずなのですが、共同で出店してい会社も含めた数字のようで、体感ではそれほどの企業数ではなさそうです。神奈川県下には多くの製造会社があるはずなので、もっと参加を呼びかけてもいいのではないかと思われます。看板には「ヨコハマ」と標記されているのですが、横浜市にある企業だけに制限したものではないはずです。また、出店者による展示物ではオリジナル商品が少なく、全体に活気がありませんでした。
同じような内容の「産業交流展」、「彩の国ビジネスアリーナ」では出店者も来場者も熱気があったのですが、ここではそんな風景はみかけられませんでした。その原因を考えると、一つは場所の問題があります。厚木や座間にある企業がみなとみらいに出店するとなれば、東京ビッグサイトと比べて距離的にはそれほど関係がないのです。少し離れてはいても、集客数の多いビッグサイトで出店した方が商談としては効率的なのです。横浜市という近場で開催すると言っても、商談が成立しなければ全くの無駄になります。そこを考えた企業は、ビッグサイトの方を選んだのではないでしょうか。
次に、開催時期があります。「産業交流展」は11月、「彩の国ビジネスアリーナ」は1月末でした。「ヨコハマ」は2月6日であり、他県の見本市の開催日と接近しすぎているのです。来場者としてはあちこちと出掛けられません。せめて、6月とか7月と言った他県の開催日からずらした日程にすべきではなかったでしょうか。どう考えても税金の無駄遣いに思えますが。
2013年3月9日