台北のデザインの展示会でした。③







色々なデザインがあるのですが、売り込むのが難しいのです。

 「新一代設計展」で展示されていたのは、油絵、彫刻、水彩画などの美術工芸品を除く、あらゆるデザインに関する商品や見本でした。イラスト、生活雑貨から建築、社会環境までの広い範囲に渡るものです。国内でも時々はイラストレーターだけを集めた見本市が開催されますが、これほど大がかりなのは無いでしょう。
 一段目の写真は独自のイラストを印刷した紙製品を出品しているブースで、二段目の写真は都市計画を模型で説明しているブースで、三段目の写真は町並みを切り貼りで再現したミニチュアです。この程度は、まだ学園祭の雰囲気を出ないところがあります。日本の見本市でも見かけられるのですが、製品化するのは相当に難しいようです。
 四段目から六段目の写真は、コンピューターグラフィックによる動画を展示しているブースです。それぞれが数分程度の内容の動画を出品していましたが、凝った内容の動画もあって、そこは人だかりがしてました。ただ、日本のアニメと違って、セル画から描いた二次元的な動画は無く、全てコンピューターグラフィックによる原色を多用したものばかりでした。どうも、アメリカの動画の影響を受けているのではないかと思われました。また、動画を作成するためのソフトが多種類あることから、動画を作成するのは比較的容易ではないかと推測されます。
2013年5月29日