葬祭業はサービス業なのです。
会場にはハードの商品も多く展示されてますが、ソフトのサービスも展示されていました。葬儀業はサービス業であるため、本来はこちらの内容が主流なのです。今年も新しいサービスを売り物にするブースがありました。
一段目の写真は、気球による宇宙葬を提供する企業です。この気球に遺骨を結び付け、成層圏にまで飛ばすのだそうです。高度3万メートルで、太平洋の上空で気球が破裂すると遺骨が大気中に散骨されるのだそうです。もう、すでに実施していて、あちこちで散骨しているのだそうです。
二段目、三段目の写真は、遺体の整形サービスをする企業です。交通事故などにより顔に損傷が生じた場合、顔料などを塗布して傷口を見せないように修正するのだそうです。このサービスは古くからあるようで、国内でも珍しいものではなくなってきました。
四段目の写真は、人材紹介サービスの企業で、葬儀業界に向けた専門の業者です。人材派遣ではなく、転職を斡旋するようで、この業界にもベテランのヘッドハンティングが行われているようです。司会や進行が巧い社員には、同業他社からの勧誘があるみたいです。
五段目の写真は、葬儀業界の従業員を相手にした心のケアを教育する協会です。親族が亡くなった遺族にどのように接したらよいか、どのようにして傷心を慰めるか、などの接客方法を教育するのだそうです。このようなサービスが出現すると、葬儀屋といっても単純に葬儀を進行させるだけではなく、精神的なサポートもすることになり、葬儀屋同士でのサービス内容の差別化が激しくなってくるようです。
2013年6月20日