東京都文京区 平沢印刷社(取材時の社名、現在は株式會社HiRASAWA)
平澤浩一社長。
巻物状のメニューもオリジナル。表紙の手触りにもこだわり、麻や木綿などを多用している。
●メニューブックの一貫制作
洋食、和食を問わず、どんな飲食店にも料理の品目を印刷したメニューブックが備えられている。食事をする顧客に楽しさを演出するため、最近では写真やイラストを満載したカラフルなメニューブックも増えてきた。平沢印刷社はメニューブックのデザインから印刷、製本までの作業を社内で一貫して行う印刷会社である。(平成28年4月1日より、社名を「株式會社HiRASAWA」に変更しました)
平沢印刷社は、現会長が文京区関口で1966年に創業した、典型的な中小の印刷会社であった。この地域は大日本印刷、凸版印刷の大手企業から、印刷に関連した無数の中小企業が集中している印刷業界の激戦地である。ここで、会長一人が営業に回り、社内にある印刷機を職人が操作して一般的な印刷をしていた。印刷業は利幅が薄いため、会長の営業では下請け仕事は避け、利益率の高い直請けの仕事を選んで受注していた。時流に上手く乗ったこともあって、自社ビルを持つまでになったが、これは会長個人の営業力に依るところが大きいものであった。
この続きは拙著「くたばれベンチャー」をお読み下さい。
タイトル 「くたばれベンチャー!モノづくりニッチで起業」
出版社 株式会社秀和システム
定価 1500円(税別)
内容の詳細とご注文は下記のホームページをご参照下さい。
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/4593.html