全国から選ばれた中小企業で、優れた技術がありました。
私も初めて見る商品が多かったのが実感でした。

　何とも無理やりに仕立てられた中小企業の展示会なのであるが、各県から選抜された企業のため全国的にもレベルの高いところばかりでした。地方では超優良企業で眠っていたのでしょうか。過去に開催された中小企業総合展や産業総合展などで見かけたことのない、全く目新しい中小企業ばかりでした。逆に考えると、東京の見本市や展示会などに出店しなくとも十分に経営が成り立ったいたのでしょう。私も初めてみかける企業ばかりで驚かされました。
　一段目の写真は特殊なガラス加工が得意な企業で、石英ガラスや特殊ガラスにより化学装置や真空管を製造しているのです。二段目の写真は分光装置に使われる重水素ランプで、国内では２社だけ、世界でも合計３社しか製造していないのだそうです。
　四段目の写真は、どこでも見かける交通標識なのですが、五段目の写真にあるように素材が何だか変わってます。通常であればアルミ板なのですが、ボードのように見えます。六段目の写真は裏側を拡大したもので、繊維質の模様がありました。この交通標識は、金属や木質ではなく、古着や古カーペットをほぐして圧縮し、表面を樹脂で固めたものなのです。アルミ板よりも軽く、木質のボードに比べて粘りがあるので破損しにくい特徴があります。廃棄するのであれば、焼却して処分することができるのだそうです。面白い商品なので、標識板の他にも各種の応用商品がありそうです。
２０１４年３月１０日