久しぶりの業界ですが、大きな変化はないみたいです。
クリーニング業界の人達だけを対象にした「クリーンライフビション」を見学してきました。主催者は全国クリーニング生活衛生同業組合連合会というやや長たらしい組合ですが、クリーニング業の業者の人達を全国で統合した組合です。この見本市は東京と大阪で交互に開催しているため、東京での開催は隔年となります。私は6年前に出掛けた記憶があり、この見本市は久しぶりでした。クリーニング業者に技術と新製品を紹介する唯一の見本市であるため、場内には多数の業界人が集まっていました。
町のどこでも見かけられるクリーニング店では、顧客から預かった衣類を洗濯するという業務を行っていて、その裏側は滅多に見かけられません。ここでは専用の機械を設置し、ワイシャツの洗濯をデモしていました。三段目、四段目、五段目の写真は、水洗いが終わったワイシャツを糊付けしている流れを作業ラインで実演していました。洗いの終わったワイシャツが人形のような機械に固定されると、ものの数秒で乾燥させられビニール袋に自動的に封入されます。洗濯というより工場の流れ作業のようなものです。しかし、ワイシャツを人形に固定するのは人力で、働いている人は大変だと感じました。
六段目の写真は、新型の洗浄方法を説明するブースで、何でも洗浄水に極めて細かなマイクロバブルを発生させ、衣類に負担をかけないで洗浄効果を高めるのだそうです。どのような装置で洗浄するのか尋ねてみたのですが、ゴニョゴニョと言って詳しい説明はして貰えませんでした。この会社では、洗濯用の機械を販売するのではなく、クリーニング店から洗濯物を預かって洗濯する代行の業者であり、洗濯機や洗濯方法などは業務秘なのだそうです。多分、聞いてしまうと簡単な事かもしれませんが。
2014年12月15日