マンガでお馴染みのあの蒸気機関車が展示されてました。

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商品の販売というよりは、企業イメージを高めるための出店です。

この管工機材・設備総合展では、毎年のように凝ったブースで出店している企業があります。一昨年は戦艦大和の模型を出品して驚かされたのですが、今年は蒸気機関車の模型を出品していました。一見すれば直ぐに判るように、松本零士の銀河鉄道なのです。マンガの蒸気機関車は999なのですが、この模型では777となっていましたが、雰囲気はソックリなのです。機関車の前に立つ女性の服装も銀河鉄道をイメージしたものです。この展示品については、著作権使用の了解を得ていて無断使用ではないそうです。機関車の模型はベニヤ板製なのですが、全体の雰囲気は凝りに凝った展示でした。
二段目の写真はこの鉄道の車掌で、これも松本零士のマンガの登場人物を真似てます。三段目の写真は車掌の名刺で、それらしく作成してあり、この日のためにだけ印刷したものでした。参加している社員の服装は四段目の写真のもので、鉄道従業員の恰好でした。こちらの服装では普通のワイシャツと黒ズボンであり、仮装したのは帽子とネクタイと腕章だけなのですが。それでも、腕章は五段目の写真にあるように「KR」となっていて、「JR」をもじってました。
蒸気機関車の運転席も、六段目の写真にあるように本物ソックリに仕立ててありました。取り付けられいるメーター、配管は本物で、触ると金属の冷たさが伝わってきます。制作費を安くした展示物であれば、紙や木などでそれらしく製作するのでしょうか、出店者は水道用品や配管資材の専業メーカーなので本物をそのまま流用することができるのです。蒸気機関車には七段目の写真にあるように、小さな寝台車まで連結されてました。この寝台車は商談用の小部屋として使ってました。また、来場者向けのサービスとして、八段目の写真にあるように、写真撮影サービスを行ってました。蒸気機関車の前で顧客の姿を撮影し、その場でプリントして渡してました。結構、細かいところまで気が行き届いていて、楽しいブースでした。
このブースに出店しているのは大阪に本社のあるカクダイという水道関連の資材を製造しており、創業は明治12年と歴史のある企業です。見本市の度に凝った展示物を出品するのは社長の道楽のようです。しかし、これだけ練った展示をしたら、来場者には強い印象が残るでしょう。宣伝効果はバツグンではないかと思いました。次回も楽しい展示物で驚かして下さい。
2015年8月13日