生産量が少ないのか、材料を厳選しているためか庶民には縁遠いでしょう。

　デパートの食材のバイヤーを唸らせるだけの品質の商品を並べているので、それなりの価格です。スーパーで販売している価格の３倍から５倍以上という感じでした。一般庶民の食卓には乗りにくいものばかりですが、実際にはこのような食材を毎日食べている家庭もどこかにはあるはずでしょう。
　一段目の写真は、全て有機農法で栽培した食材ばかりを並べたブースです。大半が輸入物なのですが、タイ製の有機ココナッツオイル、シチリア製の有機レモンスカッシュ、アメリカ製の有機アップルソースなどです。ココナッツから製造した有機シュガーもありましたが、珍しいものです。
　二段目、三段目の写真は、各種の醤油、ソースを製造している会社で、梅、柚子、かぶす、ニンニク、昆布を混ぜた醤油を展示していました。醤油をベースにして、それぞれの風味を加えたものらしいのですが、これだけ種類があるとどれが良いのか判らなくなります。多分、料理に合わせて使い分けるのでしょう。
　四段目の写真はゴマ油です。１本が２５００円という値段でした。最上級のゴマを昔ながらの道具で手作業で製造しているのだそうです。サラダなどにトッピングするために使用するのだそうです。
　五段目の写真で来場者が集まっていますが、六段目の写真のようにおせち料理の製造を代行する会社のブースでした。毎年年末になると、デパートや高級ホテル、料亭などがおせち料理の予約を募集しているのですが、実際には注文したおせち料理はこのような専業加工業者が製造して納品しているのです。このシステムが悪いとは思いませんが、製造の裏側を見てしまうと興ざめのところがあります。
　七段目、八段目の写真はお楽しみラーメンで、包装紙に印刷された文字が特徴なのです。色々な材料が印刷されてますが、中身のラーメンの味と無関係らしく、材料名とは違うようです。
２０１５年９月１６日