地方自治体が主催する見本市ですが、毎年工夫がなされてます。
埼玉県が主催する中小企業向けの見本市「彩の国ビジネスアリーナ」にでかけてきました。会場は、大宮駅より一つ東京側のさいたま新都心駅の近くにある、さいたまスーパーアリーナです。毎年同じ場所で開催されるのですが、日頃はコンサートやスポーツのイベントに使われている施設です。このため、二段目の写真にあるように、会場に到着するには階段を降りなければならず、少々不便です。これはなんとかならないでしょうか。会場正面には案内所があって、目的とするブースや出展者について案内していましたが、配付してくれたのは一枚ペラの配置図だけでした。以前は厚いガイドブックを配付してくれていて、後日に出展者を探すのに便利だったのですが。経費節減のためにガイドブックを印刷しなくなったのでしょうか。来年はガイドブックを復活して欲しいものです。
会場内には650社位の企業が出店していて、四段目の写真にあるように小さく区画されたブースにそれぞれ中小企業が待機していました。一日の来場者は約8千人で、地方で開催された見本市としてはまずまずの出足でしょう。
この見本市は、埼玉県の産業振興のために開催されており、埼玉県および傘下の各自治体が全力を挙げて力を入れています。東京、千葉、神奈川にある中小企業に負けないように必死なのです。県内の中小企業を活性化することが埼玉県の雇用増進、税収拡大につながるからでしょう。地方自治体の見本市は毎年同じような内容になるため、マンネリ化する傾向にあります。このため、彩の国ビジネスアリーナでは、毎年のように内容や出店者を変えて、来場者が飽きないような工夫をしています。
出店者は県内だけに止まらず、遠方の自治体からの出店も許諾しています。五段目の写真は茨城県からの出店者のゾーンであり、六段目の写真は函館からの出店者のブースです。かなり遠方にある自治体からの出店も多く、これが会場を活気づける原因になっているようです。
また、今年は大規模な商談会を開催していました。九都県市合同商談会と称し、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉氏、さいたま市、相模原市にある中小企業の面談をまとめていました。七段目の写真は受付であり、ここで商談したい発注側と受注側が予約していました。八段目の写真はその商談会場で、多数の商談ブースに区切られていて、面談する企業者が待機していました。15分づつの時間内にブースで商談するように、係員が手配していました。九段目、十段目の写真は商談予定のパネルで、予約された企業と時間が設定されてました。細かい所に注意が払われているようでした。
2017年3月3日