アナログ的な発想が中小企業なのです。
彩の国ビジネスアリーナでは毎年のように出店者の入れ変えがあり、同じ企業が出店していることもありますが、新規の出店者が多く見かけられます。地方での見本市ではどうしても同じ企業の出店に偏り、マンネリになることが多く、その結果来場者が減少する、という悪循環に陥ります。この見本市では、マンネリ化しないようになるべく初めての出店者を優先して参加させているようです。
一段目の写真は、工場や社内での業務の進捗状況を一覧で表示するためのパネルです。ホワイトボードのような文字を書き込む進捗表は良くみかけられますが、このパネルは一ヵ月分の日程を縦方向に30日分の細長い金属片に分離し、その金属片を一日の予定、完了の表示とし、取り外すことができるようにしてあります。金属片はその一日が終わると取り外し、左から右に移動させて常に左端がその日の行動予定を表示できるようになります。パソコンであれば簡単に進捗表が表示できるのですが、このパネルは極めてアナログです。しかし、工場の隅にこのパネルを設置しておけば、誰でも簡単に理解できるところが便利です。
三段目、四段目の写真は盲人向けの機器で、左側にあるのは点字表示機であり、細いピンが上下動して点字となります。右側にあるのは点字プリンターで、パソコンで入力した文字が点字として出力されるものです。官公庁では必要な装置のようです。
五段目、六段目の写真は、お菓子屋のように見えるのですが、展示してあるのは全て消しゴムでした。面白グッズとして人気があるそうです。
2017年3月3日