ペットも家族の一員であり、そのための葬儀の関連産業が成り立っています。
今年のフューネラルビジネスフェアで驚かされたのは、ペットの葬儀に関連した企業の出店が目立っていたことです。最近の犬猫は昔と違って寿命が延び、犬の平均寿命は12年以上、猫は16年以上になったといわれます。このため、家族と過ごす時間が長期間となり、愛着も深くなります。このため、ペットの犬猫が亡くなると家族が亡くなったような感情を受けるそうです。こうして、ペットのための葬儀関連商品が多数発生してくることになりました。
一段目の写真では、「日本動物葬儀霊園協会」というブースで、ペットの葬儀に関連した業者の協会なのです。このような協会が存在すること自体始めて知りましたが、それだけペット葬儀関連の業者が多くなってきたと言えるでしょう。
二段目の写真はペット用の棺桶で、小型犬用から大型犬用まで多数の種類が用意されていました。殆どは段ボール製で、そのまま火葬することができます。以前は中国製の安い棺桶が輸入されていたようですが、現在はどうでしょうか。
三段目の写真はペットの遺影を陶板やマグカップなどに焼き付けたものです。遺影写真を陶器に焼き付けることは珍しいものではありませんが、ペットに特化した商品はまだ少ないようです。
四段目の写真は、ペット用の仏壇であり、小さいものですが人間のものと同じ種類の道具が揃えられていました。
五段目、六段目の写真は、ペットを模した陶器製のミニチュアで、多数の種類があるため、今まで飼っていたペットに近いデザインのものを選ぶことができます。ひっくり返すと腹の下には穴があり、ここにペットの遺骨を収めることができます。いわば、ペットの手元供養です。
2018年7月7日