韓国製の商品の種類、レベルは向上しています。

19KINTEX08 19KINTEX09 19KINTEX10 19KINTEX11 19KINTEX12
19KINTEX13

19KINTEX14

19KINTEX15

19KINTEX16
出店者はほぼ韓国企業ばかりで、日本企業は僅かでした。

 この日のKINTEX会場では、300社程度の企業がブースを開設していましたが、ほぼ韓国企業によって占められていました。韓国の生産工場で利用するような機械、工具は韓国製で間に合うからかもしれません。韓国の企業が日本製品を購入するのであれば、東京の展示会に出張し、そこで商談すれば間に合うからかもしれません。
 韓国でも人件費が上昇しているため、ロボット関係の出品も目立っていました。1段目の写真は自動車会社のHYUNDAIによるロボットであり、これらは自社の工場で使用しているものと思われます。2段目の写真は溶接用の小型ロボットです。3段目の写真は物流に使用する運搬用ロボットでした。何れも日本のロボットと外観や機能はほぼ同じです。資源の無い国であるため、輸出商品を増やすために日本の技術を追いかけているようでした。
 また、会場には各種の工具が展示されていました。4段目の写真はトルクレンチ、5段目の写真は電動工具、6段目の写真はドライバーなどの手工工具、7段目の写真は切断機です。このような道具類ではすでに韓国でも生産が可能となっているようです。しかし、一部の機械、工具などでは中国製の製品の展示も見かけられました。多分、中国製品の方が安価であるからでしょう。こうなると、韓国の企業もうかうかしていられないかもしれません。安価な中国製品で韓国製品が追いやられる可能性もあります。
 8段目の写真は掘削機であり、工具、加工機械の見本市にこのような建設機械が出品されている理由が不明です。多分、会場のスペースが余ったので格安に貸与したのかもしれません。
 この会場には日本製品の出品はほぼ見かけられませんでしたが、少数ではあっても出店している企業もありました。9段目の写真は三木プーリーのブースで、韓国支店による出店だそうです。これ以外に、2、3の日本製品の出品も見かけられましたが、現地代理店によるものでした。
 2019年10月29日