地味ですが、光った商品が見かけられました。

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中小企業は大手企業ができない商品に進むべきでしょう。

今年の産業交流展では売れている、或いは売れそうな商品を見かけることができました。1段目の写真はPC98のソフトウエアをWIN10に変換するソフトを販売している企業です。PC9801というパソコンをご存じの方は相当のパソコン通か、それとも工場の生産現場にいる方でしょう。PC9801はかってNECから販売されたパソコンで、NC旋盤や工作機械の制御に盛んに使われていました。現在PC9801の製造は停止され、互換機は入手できません。しかし、工作機械の本体は頑丈であるため現在でも多くの生産現場では使われています。PC9801の方が耐用年数を過ぎることになり、パソコンが動作しないと本体の制御ができず、中小企業では問題となっていました。この会社では、新しいWIN10のOS上でPC9801の制御ソフトをそのまま動作させる変換ソフトを開発しました。極めて狭い分野なのですが、この変換ソフトは利用価値が高いようです。但し、受注生産なので価格は数十万円以上と高価です。
2段目、3段目の写真は自転車に乗るためのレインコートです。外観からすると今までのものと変わらないように思えますが、本体と頭部とが分離されていて、首の部分で連結してあります。こうすることで、左右の確認をする際に、頭部がそのまま左右に振ることができ、視界が妨げられないのです。ママチャリなどに乗っている女性にとって、安全な乗車ができることになります。
4段目の写真はオリーブから種を抜く道具です。オリーブを台の上に載せて、上から押し込むと種だけが下に落ちるようになっています。
5段目の写真は美顔器であり、スマートフォンに取り付けて使います。いわゆる電磁刺激により筋肉を弛緩させるもので、スマートフォンからの信号により電流の強弱を調整できるのです。果してどれほど効果があるか不明ですが、若い女性には人気があるでしょう。
6段目の写真は立体表札であり、飲食店の看板などで良くみかけるものです。手彫りで製造するのかと思ったら、7段目の写真のように自動カッターにより作図した通りに彫っていくのでした。最近はどこの飲食店でも立体看板が見かけられるのは、このように簡単に加工できるからでした。
2019年12月29日