鉄道の分野にも最新技術が応用されてくるようです。

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鉄道には常に最新の技術が転用され、革新されています。

 鉄道の技術は古臭いイメージがあり、10年一日のように変化が無いように思われますが、裏側では最新の技術を開発したり転用していて、技術革新が激しいのです。新幹線が開発されたときに使用されたディスクブレーキの技術は、その後自動車のブレーキに転用されたのは有名な話です。
 1段目の写真は脱出用のシュートで、事故があった車両のドアーから地面に降りるためのものです。飛行機では既に常設されていますが、鉄道はこれからかもしれません。
 2段目の写真は顔認識による入場システムのデモで、将来は切符を買わずとも乗車できるようになるでしょう。中国では既に実用化されたというニュースが有りました。顔認識装置の他には、IT技術を利用して安全運転のシステムを開発しているようです。
 3段目の写真は錆びたレールを研磨する装置で、エンジンを搭載した本体をレールに沿って移動させるとグラインダーで錆を削り落としていくことができます。こうして錆を落とさないと車両に電流を供給できなくなるからです。
 4段目、5段目の写真はレールの溶接の実演です。レール単体は200メートルほどの長さなのですが、現場ではレール同士を連結してロングレールに加工しています。昔はレールの継ぎ目でガタゴトと振動が発生していたのですが、現在はほぼ全てがロングレールとなり、ガタゴト音がしなくなりました。しかし、現場ではこのように人力でレールを接続していて、アナログ的なところがあります。
 6段目の写真は日本車両のブースで、新幹線の座席のモデルが展示されていました。新型の椅子であり、座り心地を試していました。座っている人達は中国語で話していたので、中国本土か台湾からの来場者と思われました。
2019年12月30日